膝の裏が腫れているかも?/ベーカー脳腫 60代女性
2024/11/08
海老名駅徒歩7分海老名整体とれいん整骨院です。当院では交通事故のムチウチ、打ち身や日常生活でのぎっくり腰、寝違え、部活やスポーツなど急なケガの保険診療を行います。急なケガや痛みでお困りの際は海老名とれいん整骨院にお気軽にご相談ください。
60代女性・・膝の裏の張れた感じと痛み
以前から膝の裏に腫れた感じがあったが日常生活に問題なくほっておいた。1週間前に家の階段を踏み外し、脚がすべって伸ばしてしまい、急激な痛みが出で整形外科を受診。
MRI検査を行い、ベーカー脳腫の診断。安静にしているようにいわれたものの痛みに変化なく当院に来院されました。
ベーカー嚢腫とは
膝の裏にある関節液(滑液)という液体を含んだ滑液包が炎症を起こし膨らむことです。膝の裏側には小さい滑液包が複数あり、過剰な摩擦や圧迫が加わると炎症が起こり痛みを生じます。関節液の分泌量が多くなると、滑液包に過剰な関節液が溜ります。 関節液がたまる原因には、関節リウマチ、痛風、加齢による変形性膝関節症、ランニングなどによる膝の使い過ぎや、体重増加などがあります。悪性の腫瘤ではありませんが、中年の女性に多く発症します。
治療
治療として、一般的に保存療法と手術療法に分けられます。
保存的療法は基本的に症状が出ていなければ治療の必要はありませんが今回の症状ですと痛みや腫れなどが強くなり日常生活に支障をきたすようなら、当院では湿布とともに手技施術、電気療法を行います。
手術療法は、保存的療法を行っても改善しない場合に嚢胞を摘出します。膝の裏側には重要な神経や血管が多数走っているため、また完全に取り除くことは難しく、摘出しても再発することがあるため手術には慎重な判断が必要とされています。