スポーツや部活で起こるケガや痛みでお悩みの方
スポーツで起きるケガや痛みは2パターンに分かれます。
野球やテニスなどスポーツでのケガ=アクシデントによって起こる予測できないケガ(スポーツ外傷)
練習の積み重ねや疲労の蓄積など時間の経過とともに傷めてしまうケガ=(スポーツ障害)
の大きく2つに分けることができます。専門的な用語を覚える必要はありませんが、予防できるものとできないものがあるということは理解しておきましょう。
スポーツや部活で起こるよくある症状
スポーツ外傷・・・不意なアクシデントによって起こる突発的なケガのことです。野球でいうとデッドボールによる打撲やランナーと交錯してスパイクされたことによる出血、ボールや人、フェンスなどにぶつかった衝撃で打撲したり、サッカーやバスケットなどでは相手とぶつかることや転倒してしまったりといったケガの原因が明確であるものです。
スポーツ障害・・・一度の動作でアクシデントで痛みが起こるケガのスポーツ外傷とは違い、同じ動作の繰り返しなど練習を続けているうちにだんだん痛くなってきたものです。オーバーユーズともいい、疲労によるもの、投げすぎなどの体の一部に大きな負担のかかるオーバーワークによるもの、野球でいうと投球フォームそのものに原因が考えられるものなどがあります。
スポーツでケガをしたときの応急処置
予測がたてられないケガの多くはスポーツ外傷であり、デッドボールや選手同士の交錯、フェンスへの激突等、アクシデントによってケガをしてしまうものです。
こうしたケガは時間の経過とともに痛みが出て、患部が腫れたり、内出血が見られるといった炎症症状がみられます。このような場合はまず氷などを使って患部を冷やすRICE処置を行いましょう。
患部を冷やすことによって出血量を抑え、炎症症状をこれ以上拡げないようにします。炎症が拡がってしまうと、傷んでいない部分まで細胞の状態が悪くなってしまうのでそれを防ぐ目的があります。またケガの急性期と呼ばれる期間(48時間〜72時間程度)についても一般的には患部を冷やして炎症を抑えるようにします。
冷やすことのデメリットとはその一つは「冷やした部位の動きが悪くなってしまう」こと。患部だけではなくその周辺部の関節や筋肉、神経などもあわせて冷却してしまうため、動きが悪くなってしまったり、感覚が鈍くなってしまったりといったことが起こります。そしてもう一つは「アイシングはケガの修復速度を遅らせる」ということ。血流が抑えられるということは、傷ついた細胞に必要な酸素や栄養素を送り届けるのに時間がかかってしまうということです。細胞の新陳代謝をうながし、患部の状態をよくするためにより時間がかかってしまうため、急性期を過ぎたら冷却から温熱へと対応を変えていくことが基本です。迷ったら冷却し、その後はケガの状態にもよります。
とれいん整骨院のスポーツ治療
とれいん整骨院のスポーツ治療では一人一人の症状にあった治療方法で早期回復を目指します。またケガの再発予防にも力を入れておりケガのしずらいカラダ作りをサポートいたします。ケガ予防として取り組みやすいものは、疲労の蓄積や投げすぎなどが原因となりやすいスポーツ障害への対応です。捻挫を繰り返さないために足首周辺部の筋力を強化する、肉離れの原因となりやすい筋肉の硬さや筋力低下を改善する、肩や肘に大きな負担がかからないような投球フォームを身につけるなどなど、ケガの要因となりやすいものを改善することで、皆さん自身でもケガを予防することができます。そのためにはまず「自分の体を知ること」「自分の体に興味を持つこと」が大切となります。
治療例
ゴルフでの背中の痛み
背中の筋肉痛、お医者さまが言う正式名称では「筋筋膜痛症候群(きん-きんまくつう-しょうこうぐん)」とか、「筋膜性背痛(きんまくせい-はいつう)」といいます。腰で起きるのはぎっくり腰です。この場合安静によって症状が軽減されることが多いのですが、ゴルフの場合腕を振ってスイングをすると、腕の筋肉は上腕三頭筋(じょうわん-さんとうきん)、上腕三頭筋は肩の後ろ側にあって腕を動かす「三角筋(さんかく-きん)」や頭を支える「僧帽筋(そうぼう-きん)」に繋がり動きます。そして背骨に沿って姿勢を保ったり体を起こしたりする「脊柱起立筋(せきちゅう-きりつきん)」や肩甲骨を内側、背骨側に引き寄せる「菱形筋(りょうけい-きん)」へと動きが繋がっています。体はつながっていますので、腕を動かす、ゴルフスイングの動作は体全体に影響があります。